2019.05.22 06:09一芸に秀でる者は多芸に通ず武術の技数に関する方向性には大きくふたつあると考えています。第一に「ひとつの技をとことん突き詰めて、全てそこに集約する」という考え方。第二に「あらゆる状況に対応、応用すべくたくさんの技を覚える」という考え方。どちらも一理あるように思いますが、ひとつ言えることがあるとすれば、「ひと...
2019.05.17 02:24使える技術・使えない技術3 偉そうに書いている私が、引くことを意識したパンチを打たれて腕を掴みフィギュア4を掛けられるかと言うとまず掛けられません。 というか、掛けられる人はいないと思います。 もちろん再三言うように「力量差」ですので、掴めるケースもあると思いますが、同程度の方同士でしたらまず掴めませんし...
2019.05.16 04:41使える技術・使えない技術2これは私見ですが、使える技術、使えない技術なんて無いと思っています。 まあ、無駄な動きや効率の悪い動きを称して「使えない」と言ってしまうことはありますが、それでも相手が有効な対応策を取らなければ効果的に使える場合もあるでしょう。 100%使える技術も100%使えない技術もあり...
2019.05.15 02:11使える技術・使えない技術 タクティカル・シラットに限らず、約束組手の練習をする武術・武道は「使えない」と批判されることがあります。 これは半分合っていて、半分間違っています。 合っているのは、「そのままではそう簡単に使えない」ということです。 練習はあくまで練習であって、そのままいつでもだれに対してでも...
2019.05.14 08:06正しい技術・間違った技術武術の界隈で、「あそこの技術は間違っている(から習わない方がいい)」という人が結構います。 「それはお前だろ!」とツッコミを入れられそうですが、ちょっと違います。 私は「効率が悪い」「~には向かない」と言う言い方をしようと心掛けています。 普段断言しない私があえて断言してみます。...
2019.04.26 06:01第1回 シラットのスタンスについて【初めに】シラットを色々な所で学ぶとその所々で違う事を教えられ混乱することがあるという話を聞きます。きっと私にもその責任の一端があるのでしょう(笑)。そのような時先生は「ウチが正しいのでウチの言う通りにしなさい」と言うのが楽なのですが(笑)、私は率直に「他ではこう習ったのですが、...
2019.03.27 10:14カランビットのお話(まとめ) ※以下は2018年2月~3月に書いたカランビットのお話5回分をまとめたものです【第一回】 シラットに興味を持つに至った過程は様々ですが、大概は大きく2つに分けられると思います。 ひとつは映画やドラマ、アニメなどでのシラットのアクションシーンを見てシラットに興味を持つパターン。も...
2018.12.23 04:56マウル師、キット師のセミナー2その後、この素振りを対人で練習します。ただの素振りであったものが、武術として意味をなしてきます。 ちょうど「ベスト・キッド」の「ワックスを塗る!ふき取る!」が空手の防御の動きになっていることに感動する主人公と同じでしょう。 ああ、この手の動きはこういうことか、という感動。 この手...
2018.12.17 10:39マウル・モウニー師、キット・エーセナズ師のセミナー 2018年12月15.16日にマウル・モウニー師とキット・エーセナズ師のセミナーがありましたので参加させて頂きました。 2月間に渡って延べ14時間、色々と得るものの多いセミナーでしたので、少しずつブログに書いていければと思います。ちなみにどちらの先生にいつ教えてもらえるのか何を...
2018.09.25 07:08東京合宿今週末9月30日(日)はいよいよタクティカル・シラットの東京合宿です。場所取りしたのは半年くらい前でしたが、本当にあっという間と感じます。 一日に8コマ(8時間弱)、基礎・素手からスティック、ナイフ、カランビット、その他普段やらない武器まで行います。 1コマから受けて頂くことがで...
2018.08.24 10:27格闘技と武術について(加筆2) ただ誤解があるのが、武術も実際に戦うときには筋力があった方がいいのです。 当たり前のことなのですが、武術は戦うときも筋力がいらないと思っている人が多いですよね。よく武術の謳い文句として、「力のいらない練習なので女性や子供でも習得できます」とあります。これ自体は嘘ではない(はず)...
2018.08.21 09:56格闘技と武術について(加筆1) このところ格闘技と武術、武道について述べてきましたが、その中で一点質問がありましたので加筆致します。 筋力は武術習得について有害にすらなりうるという点です。 筋力は格闘技をするに当たっては必要不可欠でしょう。 ところが武術の習得では有害ですらあるとはどういう事でしょうか。 格闘...