昇段審査会を実施いたしました。
先日ブログにも書きました昇段審査会を昨日(2018年7月22日)行いました。
対象者2名とも無事昇段しました。おめでとうございます!
昇段審査会をやっておいてなんですが、インストラクターを目指している人は別として、私は段位自体には大した意味もないと考えています。
ですが、昇段審査には大きな意味があります。
ひとつは他人に評価の目で見られ、それでもいつも通りの動きができるかのチェックです。プレッシャーに負けない胆力作りと言ってもいいかもしれません。
そしてもうひとつは、自己審査です。
わたしがどうこう言わなくても、審査を受けた人は自分で反省し課題を見つけられていました。もっとこうすればよかった。この技をやればよかった。上体に意識を向けすぎて足があまり動いていなかった、などです。
自分で気づいた課題は他の誰に指摘されるよりも成長のモチベーションになるはずです。
それこそが昇段審査の大切な意味のひとつだと考えています。
ですので、タクティカル・シラットの昇段審査では、「この技をこのようにやってください」というやりかたはあまりやりません。そうすると自分で考えることをしなくなってしまうからです。
原則、「こういう攻撃に対してタクティカル・シラットの技を使ってなんらかの対処をして下さい」という審査方法です。
そうしますと最も身に付いている技が何か自分で再認識できますし、一定の攻撃に対してうまく対処できない自分に気づけるかもしれません。
昇段審査がみなさまの成長の一助になればこの上もありません。
タクティカル・シラット 岩田
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