セミナーでの質問について
前回のシラットのセミナーの受け方のブログで反響がありましたので(一人ですが(笑))、どんなことを聞いたらいいのかをお話ししたいと思います。セミナーにとっていい質問とそうでない質問がありますので、知っておくと今後セミナーを受けるにあたって参考になると思います。
もちろん基本的にご自身が疑問に思うことを聞けばよいのですが、こんなこと聞いていいのかな、と思って躊躇されることもあろうかと思います。
ですが、いい質問は質問者の納得だけではなく、周りの受講生の理解も促します。さらに、自分の説明で何が生徒に伝わっていて何が伝わっていないのか、生徒がどんな事を疑問に思うのか知れるので教える側の成長にもつながります。遠慮せずに質問してみて下さい。
ではいい質問とそうでない質問にはどのようなものがあるでしょうか。
大前提として、そもそも説明された技の掛け方がわからない、効かせ方がわからないというときには遠慮せずどんどん聞きましょう。わからない説明をする側が悪いと思ってどんどん質問して下さい。
それ以外のいい質問の例として、
「この技を掛けるとき、反対の手で殴られてしまうのではないですか?」
「腕を掴む時、相手に腕を引かれたら取れないのではないですか?」
このように、技の弱点が気になったら聞いて下さい。この辺りって聞きたいけど聞きにくくないですか?技にケチつけているみたいで(笑)
上の答え、私なら
「確かに殴られる可能性があります」
「確かに腕を引かれたらまず取れないと思います」
と答えます。
でも、長い間受け継がれてきた技術はそれでもなお有効なはずです。
長い間練習されてきた練習はそれでもなお有効なはずなのです。
この続きが気になる人はセミナーでぜひ私に質問してみて下さい。
もちろんご自身が気になることを聞いて頂いて構いません。
あなたが納得できる回答ができるかわかりませんが、質問して頂くことはお互いにプラスになると信じて聞いてみて下さい。
あと、セミナーは議論の場ではありませんので、もし回答に納得がいかなくても「自分はそうは思いません」とあばれる君のように反論はしないようにしましょう。先生はあなたが何がわかっていないのかは知る必要がありますが、あなたの個人的な意見を聞く必要はないのです。もちろん追加で質問して頂く分には構いません。納得がいかないときは、こいつ使えねーなと心の中で思えばいいと思います。
では、あまりよくない質問にはどのようなものがあるでしょうか。
端的にいうと、「今関係ない話」はあまり望ましくありません。
例えば、
「パンチではなくてキックされたらどうしたらいいでしょうか」
「相手が片手ではなく両手にナイフを持っていたらどうしたらいいですか」
いい質問との区別が難しいかもしれませんが、これは別の練習の話になってしまって、今練習していることと関係ない質問ですね。
もちろんこれらの事が気になったのなら聞いて頂いて構いませんが、セミナーの休憩時間や終了後などにするようにしましょう。
タクティカル・シラット 岩田
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