シラットの話2
シラットの数ある技術で、他ではなかなか見られない技術のひとつに「ツービートパス」があります。ツービートパスとはその名の通り「2挙動の受け」です。
特に他の武術をやっている方から、「なぜ1挙動で受けられるものを2挙動で受けるんですか?」「受けきれないのではないですか?」と聞かれることがあります。
確かに正面からのパンチを払うのには両手は必要ではなく、片手の1挙動で受けられそうです。他のほとんどすべての武術ではそうしているはずです。
ではなぜシラットには2挙動で受ける技術があるのでしょうか?
この技術が発生したのは、実は武器術と密接なつながりがあります。
もしシラットが素手の技術しかなかったら、おそらく他の武術同様に「ツービートパス」という技術はここまで普及しなかったはずです。
つづく タクティカル・シラット
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